Night Large Snake
すっかり忘れていた、クラスの雰囲気を。
何て言い訳すれば、みんな普通に接してくれるのだろうか?
言い訳を考える自分が笑えた。
すごく滑稽だと思った。
あんなお飾りの女友達の顔を窺いながらも、普通に執着してる。
生にも死にも執着しなかった私はそんな事に必死に執着してたのか。
本当に私って…
「お前、変だよな。」
海に言われた。
心なしか、少しむかつく。
海も充分変だと思う。
美形だし、無口だし。
初めて会った時は結構饒舌だと思っていたのに。
「…なんで?」
あまりの素っ気なさに、少しだけ悔しくなったりする。
海は私を見て口を開く。