Night Large Snake
Hear voice.
変化のない毎日が、変わってしまった。
あの日の次の日は、なんとかやりきった。
「関係ないよ」
「間違いだよ」
で通していたけど、やはり何日も屋上に行っていると怪しまれた。
そして、周りが変わった。
「大原さんって椎名さん達とどういう関係?」
直接は、されない質問の声。
「静かなフリして、危ない事してるんだ。」
「でも良いなぁ、あんな格好良い二人と居れて。」
嫌悪の声、憧れの声。
私には向けられないように向けられる声が沢山、聞こえるようになった。
だから、普通に執着しなくなった。
そうしたら、もう何も感じなくなる…はずだった。