Night Large Snake

ポツンと残された私は、ただぼーっと…ではなく。

今、海には会えない。

さっき、変なことを口走ってしまった気がするから。

私はポケットの中から携帯を探して、電話をかける。

…最低最悪な人間。

向き合えないから、逃げることしか出来ない。

私は臆病且つ姑息。





『───もしもし?』

彼女は、少し笑っている気がした。



< 400 / 525 >

この作品をシェア

pagetop