Night Large Snake

亜利哀に続いて部屋に入った。

「ここ。食事は持ってきてもらうから。何か不自由なことは?」

「ない…です。」

「学校は車ね。」

テキパキと話していく亜利哀。

私は頷いて頭に刻んでいく。

全ての説明が終わったのは午前5時ごろ。

「眠い…雨水、今日学校行くの?」

さすがに無理だと思った。

「今日は止めとく…。」

「あたしも。」

じゃあね、と手をヒラリと振って部屋を出て行く。

私も返して、ベッドに身を沈めた。

嫌な夢を見そう。

海や京や九条さんがいる。



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