Night Large Snake
その一言にホッとする自分がいる。
…私、最低。
お詫びと言っていいのか分からないけど、私は海に張り付く。
「お前、一昨日から居なくなったろ。」
そういえば…そんなに経つかな?
「それからずっと捜してた。だから、眠い。」
「…ごめんね。」
「分かってる。」
今日はいろんなことがあった。
亜利哀が匿ってくれたホテルに海が来てくれて。
それから、初めて九条さんの家に行って。
…忙しい1日だった。
「……妹、何て名前?」
まだ寝ていなかったみたい。
聞こえた低い声に驚く。