Night Large Snake







海の部屋に戻ると、テレビを見ながらダンベルっぽいものを持っていた。

「…な、何してるの海。」

「あ?」

こちらを見る。

「ももももしかして、実はボクサーとかに成りたいの!?」

「…おい、のぼせたのか?」

「違うよ!」

ダンベルを置いた海は手招きをした。

私はそれに従って、海の隣に座る。

海の見ていたテレビは、音楽番組。

有名なバンドが出ていた。

「この人、綺麗だよね…。」

「そうか?」

ボーカルではなく、キーボードを弾く女の人は綺麗だった。



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