Night Large Snake

何が言いたいんだろう?

頭にハテナが浮かぶ。

「だから、何回も、」
「海、意地が悪い!」

毛布から顔を出すと、笑ってる海の顔が近くにあって。

唇が重なった。

離れると、海の体温も離れていく。

それが少し惜しくて、その手を掴む。

「…アマエタ。」

甘えた。

そう海は言って、さっき言いかけたことを実行した。







お腹が空いたと思って、時計を見るともう11時。

「ファミレス行くか。」

無表情で立ち上がった海は、首を回す。



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