Night Large Snake
それは、私にとって『案の定』の答え。
「…やっぱり面倒だもんね。私がいて。」
ゆっくりと立ち上がったけど、それでも海の身長を超すなんて無理だ。
「あ?」
「一般人の私がいて。意味もなくフラフラ近付いて来ちゃって。学校には毎日行かないと行けないし、面倒でしょう?
だから、私が死んでも別に良いよね?」
半分は八つ当たり。
半分は…懺悔に似た物。
「誰が面倒だなんて言ってんだよ。」
言われた事ない。
大体において、京以外の不良と話さない。
答えない私に、海は続ける。
「…お前が死ぬ死なないは、俺が決めて良いことじゃないだろうが。」
何故なんだろう?
どうして選択権を私にくれる?