Night Large Snake

「私を…ロボットか何かと間違えてた?」

真面目な顔で質問する九条さん。

「…え、あ?違うよ。ただ、違う一面もあるんだなって納得した。」

にっこり微笑む。

九条さんは、クスクスと笑う。

…なんと!!

あのクール九条さんが笑っていらっしゃる!!

カメラに納めたい一瞬だった。

「なんか俺、仲間外れ気分ー。」

京が拗ねたように言う。

「…一生外れてな。」

「あぁ?」

やっぱりこの二人。

仲悪いんじゃ…。

「おはよ、ウミ。」

何を急に。京は私を見て言い出す。

私、さっきまで起きてたよ!?

動揺した私を見た九条さんは、「あんたは、うーでしょう?」と言った。

私は振り返る。




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