続!イジワル王子とお姫様
ナツキくんは、膝に乗せた私の手をギュッとにぎりしめた。


「桃香の夢、オレがかなえられる?」


ドキーッ!


ヤバい!


バレバレだよ~っ。





真っ赤になった私の頭を、ナツキくんが優しくなでてくれる。


そのまま、軽く抱きよせられた。


おでこが、コツンとナツキくんの胸にあたる。


……キスじゃないけど、こっちの方が、なんかドキドキするっ!


だって、私の手をにぎってるナツキくんの手が、視界に入っていて


ゆっ……指が!


私の手をなでてる~っ。





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