続!イジワル王子とお姫様
そっ、それはそう……だけどぉ。


もう、コワくて周りの子の顔なんて見れない。


「気にすんなって。なんなら毎朝やる?」


「もぉっ……。今のコレで、限界だよぉ」


顔、熱い。


ナツキくんにつながれたのと、反対の手で顔をあおいだ。


「堂々としてればいーのに。桃香は、オレの彼女なんだから」


ナツキくん……。


わかっててもね、まだ信じられないっていうか。


こんな王子様みたいなナツキくんが私の彼氏だなんて


ホントに信じられないんだよ……。


私のとなりにいても、もしかしたら夢だったのかなって


そんな風に思うときも、あるんだから。






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