続!イジワル王子とお姫様
杏は、銃士くんとの境にあるネットをバシバシたたく。


9月かぁ……。


まだまだだね。


でもきっと、ナツキくんと私は付き合ってるよね?


チラッとナツキくんがいるグラウンドを見ると、ナツキくんがこっちに向かって走ってきていた。


き……キャぁ。


やっぱり、カッコイイ。


私に会いに来てくれたのかなぁ~なんて思っていたら、ナツキくんは銃士くんめがけてタオルを投げつけてきた。


――バシッ!


「痛っ! ナツキ、ふいうちかよ……」


「銃士! 遊び、サボんなよなぁ?」


「遊びサボるってなに~?」


ナツキくんの言葉に、杏がすぐ反応した。







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