続!イジワル王子とお姫様
ナツキくんは杏に笑いかけたあと、そのまま私をチラッと見た。
……きゃ。ポッとなった顔を見られたくなくて、思わずナツキくんから視線をそらしうつむいた。
そしたら目の前のネットを、誰かがガシッとつかむ音がした。
「おい」
おい? え……と。その声は、ナツキくんだよね。て、コトは呼ばれてるのは私?
そぉっと顔を上げると、ナツキくんがネットをつかんで、私を見ていた。
ひゃあぁっ。
しかもナツキくんはニッと笑っている。
「な……なにっ」
「なにじゃねーよ。桃香、今日やっぱ一緒に帰ろ。オレ、待ってる」
……きゃ。ポッとなった顔を見られたくなくて、思わずナツキくんから視線をそらしうつむいた。
そしたら目の前のネットを、誰かがガシッとつかむ音がした。
「おい」
おい? え……と。その声は、ナツキくんだよね。て、コトは呼ばれてるのは私?
そぉっと顔を上げると、ナツキくんがネットをつかんで、私を見ていた。
ひゃあぁっ。
しかもナツキくんはニッと笑っている。
「な……なにっ」
「なにじゃねーよ。桃香、今日やっぱ一緒に帰ろ。オレ、待ってる」