続!イジワル王子とお姫様
店員さんはクスクス笑いながら、笑顔でメモを取る。


……ハズかし~。


「レモンティかぁ……。私もコーヒーがよかったなぁ」


ちょっといじけてナツキくんに言ってみる。


すると、ナツキくんはテーブルに頬杖をついて、私の顔をジッと見た。


「オレ、どっちでもいーから。ふたつの味楽しみたいし。桃香のぶん、ちょっとくれる?」


「も、もちろん!」


……ひゃあぁ。


間接キス!


とかって、喜んでる場合じゃないけど。……嬉しいな。


そういえば以前からナツキくんって、私が残したモノとか食べてくれるもんね。





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