続!イジワル王子とお姫様
ていうか……やっぱり親子だね。


「桃香ちゃん、ナツキの部屋見てきたら?」


「えっ? でも」


「ここじゃ、ナツキがかわいそう。照れて話してくれないかもよ?」


それは、ヤダな。


「じゃあ、行ってきます!」


お母さんに見送られ、いざナツキくんの部屋へ!


2階にのぼってすぐの部屋の扉が、ちょこっと開いてた。


部屋を覗くと、ちょうど服に着替え終わったナツキくんがそこにいた。


「うーわ、覗くなよ」


「えぇっ、違うよぉ。しかももう着替えすんでるし!」


「残念だったな」


そう言って、ニヤニヤ。


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