続!イジワル王子とお姫様
なに食わぬ顔で、顔を上げるナツキくん。


「ちょっとぉ……下過ぎない?」


「いや、こんぐらいでちょーどいいって」


ナツキくんは、第3ボタンを外し……胸の少し上辺りに唇をそぉっとつけた。


心臓の音が聞かれちゃいそーだよ。


……うわぁっ、ダメ……気絶しちゃう。


「……んっ」


チクッと、肌に痛みがはしる。


ナツキくん、そのまま暴走するかな? って思ったけど、


そこでやめてくれた。


そして、目の前でニッコリと笑う。


「……これで、安心した? オレの彼女は、桃香だけだから」





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