続!イジワル王子とお姫様
「う……うんっ」


シャツのボタンを閉じる前に、チラッと胸もとを確認すると


そこには、赤い印が刻まれていた。


彼女の“証し”……かぁ。


嬉しいな。


「ねぇ……ナツキくん」


「ん?」


ナツキくんの優しい笑顔は相変わらずで、ドキドキしちゃう。


けど、今お願いしたいコトが、ひとつ出てきた。


「ねぇ……。「好き」って言って?」


「……は?」


突然真顔になるナツキくん。




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