続!イジワル王子とお姫様
「……言ってぇ」


「つーか、そういう挑発の仕方はよくナイ……気が」


ナツキくんにギュッと抱きつくと、ナツキくんはそれに合わせてうしろに少しのけぞった。


「挑発とかじゃないよ……」


「……言わなきゃダメ? 言葉にしなくたって、わかるだろ?」


うわぁ……。


もう、態度だけでもいいや。


そう思ってしまうほど、言葉はなくとも


「好き」って言ってくれていそうな、ナツキくんの優しい瞳に魅了される。


少しずつ近寄る距離に、ドキドキが増していく。


そぉっと目を閉じると、


今日……初めての、


唇へのキス。










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