続!イジワル王子とお姫様
さっき閉じたシャツの胸もとを、ナツキくんがまた開こうとしてる。


「……イヤぁ」


「挑発した、桃香が悪い」


えぇっ、してないよ。


『好きって言って』って言っただけなのに。


ナツキくんっ……。


ナツキくんのキスは、唇に頬、瞼にと次々落とされる。


その優しい触れ方に、抵抗する力がだんだんなくなってくる。


こんなに甘いナツキくんって貴重だし、このままずっとキスされていたいよーな気持ちになってくる。


ギューッとナツキくんに抱きつくと、


それに応えるように、ナツキくんは私の頭を抱え、髪をなでてくれた。


どうしよぉ……


幸せすぎる。





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