続!イジワル王子とお姫様
もう一度身体を離し、ふたりでゆっくりと見つめ合う。


再びナツキくんは首を傾けて、顔を近付けてきた。


さっきまでの長いキスで、至近距離で見つめあうのも少し慣れてきた。


ジッと、近付いてくるナツキくんを見つめる。


「桃香……」


ナツキくん……。


私……


ナツキくんだったら……。


ドキドキしながら、なにか言おうとした時。


「ちょっと、ナツキー! 開けるわよ?」


えっ。



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