続!イジワル王子とお姫様
そしてすぐに、紙袋を部屋のベッドへと投げ入れた。


「あれ、今『げっ』って言った?」


「いや、別に……」


ナツキくんはさっさと1階へおりてしまい、なんだかよくわからずじまい。


……学園祭でカメラマンもやるんだ。


ナツキくん、当日は大忙しだね。


お父さんから芸術的センスは、きっとなにか受け継いでるハズだもん。


普通のひとが撮るより、キレイに撮れそうな気がするよ?


まぁ、ナツキくんは被写体としても最適だとは思うけど……。


それともそのカメラで、学園祭で楽器を弾いてるナツキくんを、私が撮ってあげようかな。


「おーい、早くしろって。行くぞ?」


「はーい!」


急いで玄関へと、駆けおりた。





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