続!イジワル王子とお姫様
「まぁ、今すぐとかじゃねーけど。そんぐらいの気持ちで、『彼女のコト大切にしろ』って言われるな。


オレ普段冷たいしさぁ……気付いたら、桃香フワフワしてっし、そのうちどっか飛んでいってそぉ」


確かに、性格はフワフワしてるけど、飛んで行かないよ?


「大丈夫だよ~。ナツキくんのコト、大好きだから」


自分で言って、ポッとなる。


キャッ、言った!


「いや~……どーかな」


うそぉ。……流された。


ナツキくんは、やっとカップを持ち、静かにコーヒーを口にする。




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