続!イジワル王子とお姫様
「あぁ、そうなの? よかった~」
「えっ?」
お母さんはホッとした表情を見せ、私になにかを突きだした。
「コレね、ナツキの忘れモノ。持って行きなさいってあれだけ言ってたのに。
ケータイも全く通じないし、コレ代わりに渡しておいてくれる?」
そう言って渡されたのは、先週ナツキくんのウチに行った時、
帰り際部屋の入口に置いてあった、あの紙袋だった。
「あ! カメラ忘れたんですね」
それは大変だぁ~。カメラマンを頼まれてるって言ってたもんね。
「カメラは持って行ったんだけど、他にいるって言ってたモノがあるから」
「へぇ、なんですか?」
ナツキくん確か、『げっ』って言って部屋の中に、この紙袋を投げいれてたよね……。
中身を確認したくてお母さんをチラチラ見ていると、
紙袋の上にかぶせてある布をパラリとめくってくれ、中を見せてくれた。
「えっ?」
お母さんはホッとした表情を見せ、私になにかを突きだした。
「コレね、ナツキの忘れモノ。持って行きなさいってあれだけ言ってたのに。
ケータイも全く通じないし、コレ代わりに渡しておいてくれる?」
そう言って渡されたのは、先週ナツキくんのウチに行った時、
帰り際部屋の入口に置いてあった、あの紙袋だった。
「あ! カメラ忘れたんですね」
それは大変だぁ~。カメラマンを頼まれてるって言ってたもんね。
「カメラは持って行ったんだけど、他にいるって言ってたモノがあるから」
「へぇ、なんですか?」
ナツキくん確か、『げっ』って言って部屋の中に、この紙袋を投げいれてたよね……。
中身を確認したくてお母さんをチラチラ見ていると、
紙袋の上にかぶせてある布をパラリとめくってくれ、中を見せてくれた。