続!イジワル王子とお姫様
「あんま他のオトコと喋ってんなよ?

今度アイツと喋ってたら、これぐらいじゃすまねーから」


そう言って、ナツキくんは私の頬を指でなぞる。


――ゾク~ッ!


いつものナツキくんじゃナイみたい。


どうしちゃったの? やっぱりなんかあった?


「な……ナツキくんっ。やっぱり、今日ちょっと、ヘンっ!?」


「は? オレは元からこーだし。独占欲強いって、知らんかった?」


プルプルと首を横に振ると、ナツキくんはククッと笑ってる。


「つーか、桃香限定なんだけど」




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