続!イジワル王子とお姫様
「え……どういうコト?」


「へぇ、知らなかったんだ? ココが、間宮遥の母校だって」


「えぇーっ! そうなの?」


驚いた! そうだったんだぁ……。


「この学園にいる間に投稿した、有名なフォトグラファーのデカい賞とって、そっから徐々に有名になっていった。

だから、それにちなんで作った賞らしー」


「へぇ……。そうだったんだぁ。ナツキくんのお父さんの母校」


「そ~そ。でな、ウチのフォトコンテストの内容をメディアがチェックしてんのな。

蝶野さんは見ての通り、あの容姿じゃん? モデルになりたいとか、そういう話も聞いたコトがある」


「へぇ~」


美人だし、スタイルもいいもんねぇ。モデルにだってなれちゃうかもしれないね。


「で、だ。蝶野さんのモクロミ、ちょっとは気付いた?」


「え? 全然わかんない」


「あっそぉ……。その黒い所がナイ感じ、好きだな」


伊勢谷くん、なぜか苦笑いしてる。





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