続!イジワル王子とお姫様
「杏、ジュース買ってくる」
「うん。私もトイレ行くよ」
銃士くんを残し、ふたりで体育館の外に出た。
杏は長蛇の列になっている体育館のトイレがイヤだって言って、校舎の方へとひとりで行ってしまった。
はぐれそうだから、各自でさっきの席に戻るコトにした。
私は体育館の裏手にある自販機コーナーへ。
「……あっ、お金忘れちゃった」
いけな~い。またドジっちゃった。
銃士くんが見ててくれるって言うから、バッグを席に置いたままにしてたよ。
取りに戻ろうとしたら、そこでイヤなひとに出くわした。
「あら、こんにちは」
うわっ! 蝶野さんっ!!
見れば、自販機にちょうどジュースを買いにきていたみたいで、手にはおサイフが握られている。
「うん。私もトイレ行くよ」
銃士くんを残し、ふたりで体育館の外に出た。
杏は長蛇の列になっている体育館のトイレがイヤだって言って、校舎の方へとひとりで行ってしまった。
はぐれそうだから、各自でさっきの席に戻るコトにした。
私は体育館の裏手にある自販機コーナーへ。
「……あっ、お金忘れちゃった」
いけな~い。またドジっちゃった。
銃士くんが見ててくれるって言うから、バッグを席に置いたままにしてたよ。
取りに戻ろうとしたら、そこでイヤなひとに出くわした。
「あら、こんにちは」
うわっ! 蝶野さんっ!!
見れば、自販機にちょうどジュースを買いにきていたみたいで、手にはおサイフが握られている。