続!イジワル王子とお姫様
そう言って、ナツキくんは私の手を取って、ナツキくんの腰のうしろへと回した。


うわぁ……密着。


きっと、顔真っ赤だよ。


そういえば、さっき


『誰にも渡さないから!』


なんて、叫んだんだっけ。






しばらく歩くと、校舎の1階に臨時で作られた救護室へと到着。


そこには、いくつかの簡易ベッドが並べられていた。


そのウチの1つに、ナツキくんが腰掛ける。


常駐の先生は体育館に行ってしまったのか、


部屋の中には誰もいなかった。








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