続!イジワル王子とお姫様
応急処置といっても、冷やすぐらいしか思いつかないよ。


とりあえず、アイスボックスに入っていた氷を取り出し、


ハンカチに巻いて、ナツキくんの額にあてた。


「冷てっ……」


「ガマンして……ね? 痛いよね」


「痛みは、だいぶひいてきた。それよりさ、伊勢谷に写真撮ってもらった?」


「うん……」


「そっか。アイツ意外とセンスあるからなぁ~」


なんて言って、笑ってる。


「ナツキくん、妬かないの?」


「妬いてるよ?」


「えっ」












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