続!イジワル王子とお姫様
な……ナツキくんの手が私の顎下にのびてくる。


そおっと撫でられ、ひゃあ……。何だか、むずむずするぅ。


「かっ……かぁっ、借りれないよっ」


声が、うわずる。そんな私を見てナツキくんは嬉しそ~に笑ってる。


「あっそ。残念」


だって。


「ナツキくんっ!?もし、旅行しても……部屋は男女別だからねぇ?」


「わかってますよ~。当たり前じゃん」


ニヤニヤ笑ってるし……。もぉ。


前回の旅行の時は、杏と同じ部屋になりたがってた銃士くんを、ナツキくんが阻止してた。


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