続!イジワル王子とお姫様
「桃香といると、すげー幸せな気分になる。ホントに飛行機、出てきそぉ」


って言って、優しく微笑んでいたから……。


「エへへ、そぉ……かな」


「自分で言うなっつの!」


ナツキくんに軽く膝ゲリされ、よけようとしたけど、


いつの間にかナツキくんの脚の間に挟まれ、


ギュッと抱きしめられていた。


「ナツキくん、ハズかしい……」


「ちょっとだけ、このままでいー?」


ドキドキ、激しく鳴りつづける心臓。


おさまる傾向、全くナシ。



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