続!イジワル王子とお姫様
「えっ!?」


「いつも、オレだけ気にしてろって」


「……うん!」


ヤキモチやいてるナツキくん……かわいい!


嬉しくなって肩を寄せると、うしろから銃士くんの声がした。


銃士くん、いつの間にか来てたみたい。


「あっ、ナツキ! 桃香ちゃんとまた急接近?

さては……学園祭の日、ふたりで消えた時、アレ使った?」


へっ。


アレってなあに?


飛んでくる銃士くんの声に、


「げっ」って言うナツキくん。


『げっ』って、どこかで聞いたような……。


「クソッ、銃士! 今ココで、それ言うか?

っつーか、使ってねぇし」


ナツキくん焦って頭ガシガシやってる。


「あ、そ~なんだ? まだ持ってたら、オレにくれって」


「どうしたの? なにもらうの」


そこへ、杏も登場。



< 391 / 393 >

この作品をシェア

pagetop