続!イジワル王子とお姫様
オレのその反応を見ても桃香は、嬉しさを隠せずニマニマしていた。


うつむき、オレの腕をギュッとする。


桃香をオレに手渡し、手ぶらになった杏は、銃士の所へは行かず3人で会話しようとするし。


早く前行けよなー。


それか、銃士が杏を取りにこい。


どちらも譲らず、一定の距離を保ち……銃士と杏は話を交わそうとはしなかった。


桃香に、こっそり耳打ち。


近づくと、桃香の顔がまた更に赤く。


イヤ、違うし。別に変なコトしよーってんじゃナイの。


最近の桃香、やたら勘違いするっつーか。


オレが内緒話しよーとする度に、いちいち反応してくれる。


「ナツキくん、杏もいるし。そういうコトは、あとで……ね?」






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