続!イジワル王子とお姫様
ずっと成りゆきをハラハラと見守っていた桃香。オレの腕を離し、杏がいる方へ走っていった。


杏を追いかけるコトもなく、オレを見て疲れた顔を見せる銃士。


「あーなったら、手ぇつけらんねーの」


「だーから、しっかりしろって。おら、行けよ」


銃士の背中を押し、杏の元へと送りだす。


オマエらがケンカしってと、オレらにまで影響が。ほらな、桃香まで……。


「銃士くん! 杏に謝ってよ。さっきは私も賛成したけど……そんな言い方ってないよ。


銃士くんに、杏は任せられない……。私も今日は帰る」


マジかよー。


せっかく会えたのに。




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