続!イジワル王子とお姫様
照れ隠しに、めいっぱいの笑顔をナツキくんに向けた。


ナツキくんは私が肘かけに手を置こうとしてたことに気付いてた?


「あ……いや、まぁ、あとでいーや」


へっ?


ナツキくん、ちょっと困った顔をしてスクリーンの方を向いてしまった。


やっぱりバレてたかな?


杏たちのキスにあてられて、私を見たらキスしたくなっちゃったとか!


アハハ~ッ。


ナツキくんに限って、それはナイかぁ。



< 67 / 393 >

この作品をシェア

pagetop