続!イジワル王子とお姫様
今日もドキドキ。


一緒にこうやって歩けて……嬉しいな。


「桃香ぁ」


「何? ナツキくん」


となりを歩くナツキくんが、眉をひそめて私を見る。


「……あのさ、もちょっと離れて歩けねぇ?」


「えっ?」


しまった。ナツキくんのことばっかり考えてたら、いつの間にかナツキくんと密着してた。


「うわぁ……ごめんなさいぃ」


慌てて、ひとり分のスペースを開けて、ナツキくんから離れる。



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