続!イジワル王子とお姫様
パタパタと音を立て走り、映画が上映されていた部屋を出た。


出た所で、ナツキくんが待ってくれていた。


ナツキくんは、飲みかけのジュースを両手に持っている。


うわ、あれ私のだ。


ナツキくんに持たせちゃった……。


「ナツキくん、ゴメン。自分で捨てる……」


「え? あぁ……いいって。こんぐらい」


優しいっ!


キュ~ンと、胸が鳴った。




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