続!イジワル王子とお姫様
「ニヤけんなって。ゴミだぜ、コレ。

『私のジュースをナツキくんが、手に持ってるぅ~』とでも思った?」


ナツキくんはバカにしたように、ハハッて笑った。


「そんなんじゃないもん……」


「桃香ボンヤリしてっからさ~、忘れてそうだったし。だから持ってきた」


うん、うん。すっかり忘れてたもん。ナツキくんの言うとおり!


「さすがだねっ」


「だろ? それにしても、銃士たちおっせーな……」


――ドッキーン!


今ごろ、ふたりは。



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