音を奏でるとき



─────文化祭当日。






「やー、ついに来たね。この日が…」

顔をこわばらせながら椎夏が言った。




「まぁ、あんだけやったんだから間違えはしないだろ…多分」



拓実はベースを磨いている。






「よし!行こう!」





そして私たちは暗い舞台の袖から光の当たった明るい舞台へと上がって行った。




留年しなくてよかったー。




ーENDー
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