恋物語
いきなり部屋の扉が開いたと思ったら大揮と大揮の妹の羅夢。
「さくらっありちゃんお久~」
「久しぶりに遊びにきた」
そういっていきなりさくらのゲームをやりだす2人。
遊びにきたっていうかゲームしに来た感じだよね。
「勝手に人のゲームで遊ぶなよ、てからむ今年受験だろ?こんなとこで遊んでていいんかよ」
「受験生っつってもまだまだ時間はあるしね、息抜き~」
らむは毎日がいきぬきでしょ。
「らむちはどこの高校行くの?」
「お兄と同じところ」
お菓子をつまみながら言う。
「んじゃあうちらんとこってこと?」
「そうだよ」
簡単に言うけどね~
「お前簡単に言うけど、あそこ結構レベル高いぞ?」
さすがさくら。
私が今言おうとしてたことを。

チャララ~
[は?何わけわかんないこと言ってんの、うちのだし]

[さくらはあんな女好きでもなんでもない言ってるよ☆]

隣ではさくらとらむが言い合いしている。
らむがやんないなら私が大揮とゲームやっちゃお。

ゲームをしているとき知らない番号から電話。
「ちょっとごめん~」

「もっしもーし?」
応答なし。
聞こえなかったかな?
「もっしもーし?」
「聞こえてるっつーの」
かなこちゃん?なんで私の携番知ってんの。
「なんか用?」
「なんか用ってさ~ふざけてんの?人の男とるなんて最低」
とるなんてって実際とったわけじゃないのにね。
「けどさあさくらあんたなんか嫌いって言ってるよ」

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