恋物語
次の日、起きていつもどおり準備をする。
学校に着いて自分の教室に入るとなんか騒がしい。
黒板をよくみると<ありすは人の彼氏をとる最低な女>そう書いてあった。
絶対かなこでしょ。
本当むかつく。
「ありす気にすんなよ」
かなでが慰めてくれた。
周りからは「誰の男取ったの?」とか言ってる人がちらほら。

バンッ
いきなり教室の扉が開いたかと思うとかなこが入ってきた。
「ありす~人の彼氏とるなんて最低だよ?」
そういっていきなり泣き出した。
「かなこ大丈夫~」
私は悪者状態。
まあ実際とったわけじゃないしなんも思わないんですけど。
「かなこの彼氏ってだれだっけ?」
かなこは下をむきながら小さな声で答える。
「さくら…」
かなでがいきなり笑い出した。
「お前ばか?さくらはありすの双子のお兄ちゃんだよ」
「え?…そうなの?」
周りのみんなはあきれた顔で離れていく。
かなこはというと顔を真っ赤にして自分のクラスへ帰っていった。
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