恋物語
あんずの家についてすぐかなでとあんずから提案があった。
「あのね、昨日かなでと考えてたんだけど4人で泊まりで旅行いかない?」
かなでとあんずは行く気まんまん。まあこの4人なら楽しそうだよな。
「うちはいいよ」
「俺も」
それから毎日あんずの家に呼び出されて行く場所などを決める。
まだ高校生だしお金もない私たち。結局場所は決まらず、夏休みの最後にかなでの家にお邪魔することにした。

夏休み最終日
忘れ物はないかと確認しよっと。
「携帯俺の部屋おきっぱだったよ」
そういって携帯を差し出すさくら。昨日勉強一緒にやってそのままおいてきちゃったんだな。
「ありがと~、てかさくら今日どっか行くの?」
やけに気合いれて髪セットしてるよな。
「彼女とデート」
そのまま部屋から出て行ってしまった。それじゃあ美咲ちゃん(お母さん)今日1人か。お父さんは私たちが生まれてすぐしんじゃたからうちは3人暮らし。私もさくらも出かけちゃったら美咲ちゃん1人だもんな~帰ってきたら文句言われるな。

チャララ~
誰だろ?携帯を開いてメールを見る。
[ありすん家着いたよ‼]
たくみからだ。急いで荷物を持って外に出る。




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