恋物語
「それでさ…ありすたくみと仲良しじゃん?だから付き合ってんのかなって」
そういってテンションがさがるあみ。
「そんなことないよ、うちとたくみは…友達だから」
わざと明るく言う私。
そのときある人が聞いているとは知らず…。

あみと電話が終わりかなでの家に戻る。
それから4人で花火やったりしたけどなかなか心から楽しめない。
夜3時、もう3人とも寝ちゃった。
私は1人で外の公園に行ってたばこに火をつける。
「あみも好きなんだ~応援しなきゃ」
私はたくみのこと好きなわけじゃないし…てかあなんで私こんなたくみのことで悩んでるんだ??
なんかたくみのこと好きみたい。
そんなことないよね。私とたくみは友達だもん。

朝になってみんな用意をはじめる。
遅くまで起きていた私は起きれるはずもなく、私のせいでみんな遅刻しちゃった。
「本当ごめんね~」
3人にあやまる。
「なんで今日学校ってわかってて遅くまで起きてんだよ」
あきらかに怒っているかなで。
「まあ1時間目には間に合ったんだからいいじゃん」
そうういってフォローしてくれるたくみ。
「たくみぃ~ありがとう」
「そうだね、ありにしてはがんばったんじゃない?」
かなではまだ怒っているけど、昼ごはんをおごるということでやっと許してもらえた。
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