★逆恋☆
「和哉…俺
決勝まで保健室で寝てるわ。」




頭をポリポリかいて和哉に背を向けた。






「は??」



和哉が戸惑っているのが顔を見なくても分かった。





「ちょっ……試合は?!」





「俺がいなくても大丈夫だろ。決勝まで寝てサボる。」










このあとの試合はぶっちゃけ余裕。




俺がいなくても勝てることは分かってた。




















てか







何か今は



サボるついでに











1人で考える時間が欲しかった。
















「あ!涼っ!!」





和哉の制止を無視して



ヒラヒラと手を振り返し








校舎内に入っていった。

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