★逆恋☆
昇降口を通り過ぎ


一階の廊下を進んだ。






奥から3番目の教室。







保健室のドアには



『出張中』



と紙が貼られていた。










面倒な言い訳を作らなくて済むから好都合。



先生がいたら
しつこく理由を聞かれることになったかも。












ドアを開けても誰もいない。






俺は中に入って


カーテンを勢いよく開いて





誰もいないベッドに身を沈めた。





















こうやって1人になっても





考えるのは藤波のこと。


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