★逆恋☆
何が無理なのか
他の生徒がこの会話を聞いてもわからないだろう。








真衣は紫乃のこの発言に
何か言いたそうだったが


何かに妥協したように息を吐いた。





「…………だったらあたしも分かんないや。」




「だよね……」







しばらく無言で考えていた真衣がポンと手を鳴らした。



「あっ!!
じゃあ同じような状況の人探して
アドバイス貰えばいんじゃない?」





「同じような状況の人??」




またもや意味ありげに視線を
あたしの後ろに投げかける。
























その時
一気に歓声が上がった。







真衣の視線につられて
振り返ると














そこには1人の生徒がいた。





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