★逆恋☆
「なっ…………!!////」






自分の状況が分かった途端に


心臓がバクバクと鳴りだした。





顔が熱い。






涼くんの体温が伝わってくる。














涼くんから離れようと

ジタバタと暴れるあたし。









そんな落ち着かないあたしとは正反対に涼くんはいつも通りだった。













「ちょーっと黙っててねー??★」




って答えたかと思うと

涼くんはあたしの肩に顎を乗せて








片手であたしの髪の毛を触ったかと思うと





何かを抜いた。













その何かが涼くんの手を離れて床に落ちた音がした。



















ピンが






抜かれているんだと気付いた。


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