★逆恋☆
「なーんーでー??」



子供みたいに駄々をこねる涼くん。



「ダメな物はダメ!!」




それを母親みたいに断るあたし。















分かってる。














この告白はウソなんだって。














だって涼くんいつもあたしをからかうもん。













だから今回もからかってるんだ。


















「そうやってあたしをからかってるんでしょ?

もうあたし戻るから!!」






なんとかして腕をすり抜けて



涼くんに背を向けて立ち去ろうとした。
























そう








あたし知ってるんだから。



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