★逆恋☆
「え…?」



驚いた先輩の顔。
声。




想像できた。



でも、これで最後になるなら









言いたい。


わがままでもいいから、言いたい。
















「先輩の受験が終わるまで、待っててもいいですか?」







浩二先輩があたしを好きでいてくれるのが短くてもいい。

他の人を好きになってもいいですから








待ってもいいですか?





















「ごめんなさい....。」





何も言わない浩二先輩に向かって、あたしは謝った。



「わがままですよね、私。」







わかり切ったことだけど。





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