★逆恋☆
う、うれしい?



え?なんで?


どういうこと?



軽くパニック。





「えっと、先輩…?あの…」








「……だーーー!!もう!めんどくせえ!!」


いきなりそう言うと
先輩は強く強く



あたしを抱きしめた。







それに呼応するように
あたしの胸も高まる。





「真衣ちゃんは、頭で考えすぎるんだよ。」



「で、でも...///」



「黙って。」






真剣な声に、あたしは言葉を閉じる。






「待ってもいいですか?なんて許可はいらないでしょ?



待ってていいに決まってるじゃん。」









いたずらそうに笑う先輩の顔に、


目が


吸い寄せられる。














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