★逆恋☆
これは


夢なんだろうか?











「俺が受験終わったら」




先輩の言葉が








ゆっくりと


ゆっくりと




耳に溶け込んでゆく。





「こうやって、また

真衣ちゃんのこと抱きしめるから。」





















「迎えに来るから。」















暖かい



暖かい浩二先輩の言葉。

















あたしはゆっくりと理解して


噛み締めて







頷いた。


















あたしと

先輩との











少しの未来の















約束。











< 303 / 308 >

この作品をシェア

pagetop